演劇「±Conclusion」を観てきました!
- tanteijelly
- 7月8日
- 読了時間: 4分
演劇ユニットHORIZON第21回公演

__ STORY 満月の夜に、若い女性が被害に遭う連続殺人事件が起きている。 その特徴は「被害者の体が欠損している」こと。 刃物による致命傷とは別に、被害者の体が一部、あるいはごっそりと持っていかれているのである。手や足だけに留まらず、内臓や骨も対象になっていることから、「食べられているのでは」という憶測が憶測を呼んだ。 満月と獣から連想したのか、巷では「人狼事件」と呼ばれている。 「特殊犯罪対策係」に捜査一課から移動となった桂木と、その相棒である望月は、「人狼事件」唯一の生存者である被害者の少女・水鏡に話を聞こうとするが、彼女は事件のショックで視力と記憶を失っていた。 捜査を進めるにつれ、事件の謎はより深くなっていく。 真実に辿り着いたとき、彼らのとった行動は......?
演劇ユニットHORIZONとは
静岡で唯一の女流劇団「演劇ユニットHORIZON」は、姿形にとらわれない表現を追求する劇団である。団員は女性のみだが、男役を演じ、殺陣やアクションなどにも挑戦する。「女性の形」に絞ることによって身体の性別を超えることを逆説的に自由を想像させる舞台を創造する。代表の草野は現役理科教師であり、その知識を盛り込んだオリジナルシリーズを展開。学校公演やアウトリーチ事業でも好評を得た。最近では、衣装展や企画展示などをはじめ、イマーシブシアター制作への取り組みを精力的に行っている。7/5、7/6にライブハウスROXYで行われた演劇公演「±Conclusion」は、演劇ユニットHORIZONによる第21回公演。この公演の最大の特徴は劇場内で取った投票の結果によって、結末が(+)または(-)に分岐すること!どちらの結末に進むのか、観客も演者も、物語の途中で判明するのです。(なんて負担の大きい仕掛け…!)
投票の質問は「復讐は果たされるべきか否か」。
+は「果たされるべきではない」ーは「果たされるべきである」
公演が始まる前に観客による投票があり、公演中に集計が行われ、物語の後半にキャストのセリフによって投票の結果が発表されます。この試みは、どちらの結末にも観客が「責任」を感じるきっかけになっており、物語への没入感を高めてくれました。
筆者は2回観て、2回とも「−(復讐は果たされるべき)」のエンディングでしたが…それによって主役の一人がロストしてしまい、エンディングでぐずぐず泣きました。でも、あとで買った「+」の脚本もモヤモヤさせられる終幕で…どちらを選んでも、自分がその結果を正解にするしかないのだな…と考えさせられたわけです。
(ちなみにわたしは+に投票しましたが、みなさんは「復讐は果たされるべき」ですか?)
HORIZONの演劇は刺激的で、挑戦的で、観客をワクワクさせてくれます。
・ダブルキャストを用いたり、公演によって内容が変わったりするため、どの回も観たくなる。
・ダンスパートが魅力的。カメラOKタイムの存在によって推し活が捗る。
・グッズが可愛い。初日で売り切れるスピード感…!瞬殺。
・「〇〇好きにはたまらない!」みたいな設定でグサグサ刺してくる!!!
・観客席がコの字型!推しの演者さんをどこでみるか考えて着席する楽しみ!
・作り込まれた脚本!設定資料が分厚すぎる!!!
宝塚に沼る方の存在を聞いたことがありますが、HORIZONは静岡の宝塚です。
まずビジュがいいです。そのビジュの良さでダンスします。
ステージとの距離が近いです。匂いがします←
演者さんに当て書きした脚本がどハマり。演者さんと登場人物のファンになります。
昨日観たのにもうまた観たい…。ロスです。
なんと、そんな±Conclusionの脚本を読み合わせる体験ができるワークショップがあります!!

第3回目となる演劇ワークショップ。1〜2回目とは内容を少し変えてご案内しています。
前半は「役作りシート」を使っての体験、そして後半は脚本の読み合わせ体験!
観劇した方は特に、自分なりに解釈をしながら演じて読むことができるのです!!
講師はHORIZONの代表であり脚本担当の草野冴月さん!
読み合わせ時には音楽も入ります。一緒に読み合わせ体験をしませんか?
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