【とても】TRPG初体験レポート【長い】
TRPGを初めて遊んできました!
今回のブログは当日のレポートです!(※長いです)
プレイ日時:2017.03.04(土)10:30~19:30(キャラメイク時間含む)
昼間は春の陽気、朝夕は冬の寒気が顔を覗かせたような一日。
といっても暖かかった時間帯はプレイ中。
帰る頃にはすっかり暗く、寒くなっていたのが印象的でした。
当日遊ぶメンツは仲の良い方々だと事前に分かっていたので、
ある種の安心感の中で合流→遊び場となるカラオケ店へ。
道中の会話にて
「キャラメイクと打ち合わせで、ゲーム開始までに3時間かかった人達も知っている」
との話を聞き軽く戦慄しました。
「玄人は話すこといっぱいあるかもしれないけど、
僕初心者だしそんなにかからんて」と思っていました。思っていました。
実際1時間半かかったんですけどね。これあるあるなのかな?
※今回は1時間半かかりましたが、この部分を簡略化しているパターンなど
色々あるそうです。
TRPG初心者の驚きポイント①『キャラメイクの時間もしっかり楽しい』。
キャラの個性を表す能力値(体力、体格、知性、精神力、敏捷性etc...)を決める際は、
ダイスを振って出た値を使います。ワーキャー言いながらダイスを振り続けます。
この時間楽しい。何が楽しいって、ダイスを振るのが楽しい!!!
キャラクター3人分の能力値をダイスから作成。
その中からこの先自分の分身となるキャラクターを選びます。
今回はキーパーさん(GM、ゲームマスターのこと。キーちゃん。)に配慮いただき、
このシナリオにて使いそうなスキル、使わなそうなスキルを教えてもらいながら
数値の割り振り。ここも悩むこと悩むこと。
キャラメイクと数値割り振りに無理がないか、キーちゃんチェックタイムを通過した所で正午を回りました。(1時間半経過)
お昼を挟んで本格的にゲームを開始しました。
今回遊ばせてもらったのはコチラ。
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サークル名【Wizard of OZ】さん 公式HPより
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【クトゥルフ神話TRPGシナリオ 殺人姫】
「あの子を殺さなきゃ。あの子は、殺人姫なの!」
霧の街ロンドンで起こった凄惨な殺人事件は
5年前にシャーロック=ホームズが解決したとされる
レディ=マーダー(殺人令嬢)事件と手口が酷似していた。
彼の探偵亡き今、事件解決は 探索者に 委ねられる!
奇妙な凶器、交霊会、黒い手袋をした令嬢。
これはただの貴族のスキャンダル?
――あなたは最後に、誰に銃口を向ける?
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※クトゥルフ神話TRPGについてはピクシブ百科事典を参照のこと。
http://dic.pixiv.net/a/%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%95%E7%A5%9E%E8%A9%B1TRPG
TRPG初心者の驚きポイント②『シナリオ力やべぇ』。
これはこのサークルさんの作品の特徴らしいのですが、シナリオの練度?がパない。
とにかく細かく設定、物語が練られていました。
◆ゲーム導入部・前半感想◆
シナリオ力にプラスして、キーちゃんがバリバリ感情込めて演出してくれるから
かなりちゃんと世界観に入り込めました。
導入の雰囲気、これまで経験したゲームの中では【428 〜封鎖された渋谷で〜 】が
一番雰囲気が近かったかな。
ストーリーが進む中、気になる部分やワードを全部メモしていったら、ルーズリーフ1/3が埋まってしまい焦り。
世界観が深い証拠だと思います。
走り出した物語に心地良く翻弄されながら、まさかの展開が。思わず出ちゃう大声。笑
◆ゲーム後半感想◆
TRPG初心者の驚きポイント③『意識の共有と情報共有楽しい』。
仲間と話し合いをしながら行動を決めていきます。
「この後こういう方向性で行きたいけどみんなどう?」
「さっきこんな情報あったよね?あれってこういう意味かなぁって思うんだけど」
「あーそういう考え方もアリですね」
キーちゃんとも会話します。
「キーちゃん、次の場面に、単独行動ではなく3人で移動します。」
「この場面でスキルAかB使えば、こういう情報引き出せないかな?良いよね、うん。
キーちゃん、情報引き出したい。どう?」
「スキルAかスキルBの能力値でダイス振りましょう。」
「あぁ〜スキルB僕低いっすね、みんなは?」
「Aが高い」「私Bなら高い」
「さっき単独行動にしなくて良かった。
3人いるから3回のスキル数値でダイス振れる」
※【スキル数値≧ダイスの出目】により行動の成否判定が成される。
スキルの数値高い=行動の成功率が高い。
「スキル数値は65。ダイス振りまーす。」カランカラン
「……よしっ、行動成功」
「(成功に応じてキーちゃんがシナリオ読み上げる)」
1つずつがこんな流れ。伝わるかな?伝わるといいな。
中盤からのあれこれ考えながら行動しているプレイ時間が、とても楽しかったです。
新鮮味が強いとかそーゆー要素もあるんでしょうね。
物語の進行と共に、19世紀末ヨーロッパの世界に没入していきます。
想像力如何ではありますが、情景がありありと見えてくる所もあり、ここにも驚きました。
終盤ではごりごり体力が削られていき、僕だけ意識不明となりました。
が、なんとか生きてる。
無事エンディングを迎えられました。
この時点で19時過ぎ。
ここから振り返りに入り、全てが終わったのは19時半。
長かったけどあっという間でした。
一言で感想を伝えると「推理小説を体感してきた」といった具合。
ちょっと考察。
普段遊んでいる謎解きに於いても、情報共有の大切さは同じです。
しかし、謎解きには制限時間が明確にあり、共有できる情報が自然と限られてきます。
自分の思っていることや考えたこと、気づいたことなどは共有出来ますが、
その考えに至るまでの思考ルートなどまでは、共有できません。
旧知の仲であっても、そこまで深く相手の思考に繋がることは出来ないと思います。
思考パターンの共有などは、謎解き終了後の感想を言い合う段階で出来ることでしょう。
今回遊んだ時は、キーちゃんの配慮により制限時間がほぼありませんでした。
思うまま発言することも出来るし、情報共有に時間をかけることが出来ました。
メンバーがポロッと言った一言も拾い上げて、
「何故その結論に至ったのか」を仔細に聞くことも出来ます。
それによりメンバーの思考に深く繋がる事ができました。
この面白さは、謎解きでは体感し辛いものかな。どうだろう。
特に私の場合、メンバーの発言内容の理解が人より遅いため、
時間無制限なのは本当にありがたかった……!(考察終わり。)
何にせよめっちゃ楽しかった!
ボリュームあるよあるよ詐欺かと思ったら、ほんとにボリュームあって驚いた!
1ゲーム7時間とかやばい!キャラメイク含めて9時間とかパない!
嬉しい驚き!てゆーかTRPG舐めてた!ごめんなさい!
と、駆け足になりましたが、TRPG初体験感想&レポートを
これで締めさせていただきます。
長文乱文にお付き合いいただきありがとうございました。
一緒に遊んでいただいた皆さんも、ありがとうございました。